「勉強が唯一思い通りになるものだった」

Hikkiが「Top Runner」に出演した時に言った言葉。
私はそれを聞いて、正直絶句した。
なんとも言えない寂しい気持ちになった。
本人はあっけらかんと笑いながら言っていたけれど、
自分が娘にそんな事を言われたとしたら、どう答えるかな。。。

でも、世の中自分の思い通りに行かない事の方が多いけど。。。

Hikkiが両親の話をしていた時に、
「明日からNYに行くよ、明日から日本に行くよと言われても、嫌だよー!って言った事はなかった。」
と言っていた。
子どもなら、そんな時は泣いたり嫌がったりすると思う。
親に感情をぶつけられなかった幼い頃のHikki。
逆にそれをすることで親に迷惑をかけてしまうから我慢する。
そういう思考回路になっていたんだろうね。

私にもそういう所があった。
親に遠慮するというか、自分の我を通して親を困らせてはいけない。って思って我慢してた。
親もそんな私の事を今でも
「小さい頃から我儘を言わない子だった。あれ買ってとかも言った事がなかった。子どもらしくない子どもだったね」
と言われる。

ある程度子どもに我慢することを覚えさせる必要はあるけれど、
感情を抑え込むという我慢は、精神の発達においてはどうかな。と思う面もある。
子どもの頃にそれを十分に行う事が出来たかどうか。
満たされない感情は、大人になってから色んな形でそれを満たそうとする。
屈折した愛情であったり、何かに依存したり・・・。
でもどこか満たされない想いだけが残る。
それを満たしてあげられるのは、自分自身。
そういう自分を認めて受け入れる事で、満たされていく。

Show Me Loveで
「自分でしか自分にしてあげられない 自分を認める」
という歌詞があるけれど、
Hikkiはそれに気付いているんだと思うと、少し安心したんだよね。

今彼女が自分の意思で人間活動中なのも、
本来の自分を取り戻す時間なのだと私は解釈している。
今までは周りの大人に言われた通りに生きてきたと思う。
それが「人間活動するのでしばらく休むよ!」って自分の意思を伝えられたという事は、
Hikkiにとってはすごい成長なのだと思うのです。
ある意味、遅れてやってきた彼女の反抗期なのかなぁと。(笑)

だから、彼女が納得するまでとことん自分がやりたい事をやればいいと思う。
彼女にとって歌とは、朝起きて歯磨きしてご飯を食べる・・・
そんなごく普通の日常の中でのヒトコマであり、決して忘れるものではない。
だからファンとして彼女を信じて待っていられるのかもしれないな。

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